川崎市長選の 候補者が出揃いました。
告 示:2013年10月13日
投開票:2013年10月27日
川崎市長選は、現職の阿部孝夫市長(69)が4選不出馬を表明したことから、
いずれも無所属の新人3氏による戦いの構図がほぼ固まりました。
・君嶋千佳子(63・女性団体役員)=共産推薦=
・福田紀彦(41・元県議)
・秀嶋善雄(44・元市財政局長)=自民推薦=
■君嶋千佳子(63・女性団体役員)=共産推薦=
立候補者した3人の中で唯一の女性候補であることや、
他の2候補は政策的に現市政と何ら変わらないなどとして、差別化を図っている。
7月の参院選で躍進した共産党が推薦し、
すでに決起集会を開き、各支援団体の集会などにも顔を出している。
具体的な政策として、中学生までの医療費無料化、中学校給食の実現などを掲げる。
■福田紀彦(41・元県議)
前回市長選で阿部市長に敗れた福田氏。
前回は民主党推薦で戦ったが、今回は政党、団体からの推薦は受けず
「『完全無所属』として、市民の力を結集したい」と強調。
街頭演説を小まめに行い、無党派層への浸透を図っている。
政策面は阿部市政を一部評価した上で、
「川崎の教育を変えたい」と習熟度別クラスの導入や、
1年間での待機児童解消、中学校給食の導入などを挙げる。
■秀嶋善雄(44・元市財政局長)=自民推薦=
推薦を決定した自民党に加え、
民主、公明の両党も推薦の手続き中で3党相乗りとなる。
さらに阿部市長も「応援する」としており、事実上の“後継候補”。
秀嶋氏はすでに阿部市長と共に連合神奈川に推薦依頼にも赴いている。
総務省出身で阿部市長の下、市財政局長として行財政改革に取り組んだことから、
阿部市政の継承と発展を基本に据える。